07594 KFFワークショップ02:軽井沢ハーバリウムで撮影後のraw+jpegをこう扱う
No. 07594, by shio / 塩澤一洋
2025-05-10, 2025年5月10日
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軽井沢フォトフェスト2025のイベントとして、ワークショップを担当いたしました。
KFFワークショップ
塩澤一洋 ワークショップ「原点シコウの写真術」 Kazuhiro Shiozawa Photo Workshop — Karuizawa Foto Fest
記事のリンク集
07593 KFFワークショップ01:トークセッション2時間半
07594 KFFワークショップ02:軽井沢ハーバリウムで撮影後のraw+jpegをこう扱う(本記事)
07595 KFFワークショップ03:沢村ロースタリー
07596 KFFワークショップ04:講評会
07597 KFFワークショップ05:参加者のみなさんとポストイベントディナー
07598 KFFワークショップ06:夕映えの矢ヶ崎公園撮影会
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10時30分に開始したshio.iconのトークショウは12時に終了。
その後、次々とご質問をいただき、一つ一つ解説。
終わったら13時!!
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みんなさんと歓談しながらランチをとった後、会場周辺にフォトウォーク。
雨も上がって日がさして、いい陽気。
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ここに掲載した写真は、すべて、そのフォトウォーク中に撮影したものです。
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会場の軽井沢観光観光会館を左に出て、北上。旧軽井沢方面へ。
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すると程なく、軽井沢フォトフェストで広報を担当しているこのみんが軽井沢ハーバリウムを主宰する倉根映美(くらねえみ)さんと話してる。
軽井沢ハーバリウム手作り体験(@karuizawaherbarium2017)
【Workshop cafe ally】 - じゃらんnet
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そこでshio.iconもお店を覗いてみたところ、快く招き入れてくださいました。どうもありがとうございます🩷
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お店の中を自由に撮影させていただけるとのこと。ありがたい🩷
そこでワークショップに参加しているみなさんとともに、撮影会。
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shio.iconが撮影後のrawファイルとjpegファイルをどのように扱ってしているのかとのご質問をいただきました。
ここでご紹介しましょう。
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shio.iconは普段、どのカメラでも、すべての写真を「raw+jpeg」で撮影しています。
Sigma BFの設定ですと「DNG+J」という表示ですね。
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特にSIGMAのカメラはrawのポテンシャルが高い。rawが持つポテンシャルを生かしたい。
なので常時「DNG+J」です。
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撮影後、すべての画像をMacの「写真」アプリに読み込む。
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有料アプリは不要。
Macを買うと無料で付属している「写真」アプリが最高です。shio.iconはずっとこのアプリのみを使っています。その他の有料アプリを持っていません。PhotoshopやLightroomといったAdobeのソフトを持っていません。必要を感じない。というか、各種の有料アプリより「写真」アプリの方が使いやすい。
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raw+jpegで撮影した写真を「写真」アプリに読み込むと、rawとjpegのファイルがセットで1枚の写真として読み込まれ、JPEG画像が表示されます。一般的なアプリですとrawファイルとjpegファイルが別のファイルとして保存されて、同じ写真なのにファイルが2枚になりますが、「写真」アプリでは1枚の写真。
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またWindowsですとrawファイルは現像ソフトで現像するまで写真が表示されないらしいですが、Macではすべてのメーカーのすべてのカメラのrawファイルが、そのまま何もせずに普通に表示されます。もちろんFinder上のサムネイルもすべてのrawファイルがちゃんとその画像として表示されます。つまり、rawもjpegも使い勝手はまったく同じ。
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なので、Macではrawファイルがjpeg同様そのまま表示されるため、「raw現像」という考え方も妥当しない。
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元々、「現像」とは、何も写っていないように見る撮影直後のフィルムを加工して画像が見えるようにする作業によって「像」を「現」すこと。最初から完全に見えているrawファイルを「現像」すると呼ぶのはおかしな表現です。
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なのでMacでは、色味の補正などの加工を加えることをjpegでもrawでも同様に「編集」と呼びます。
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Macの「写真」アプリでは「1枚の写真」の中にrawとjpeg両方のファイルが入っていて、好きな方を使えます。
jpegだけでもエディットして色味の補正などが可能ですが、rawファイルにすると補正できる明るさや色調の範囲が大きく広がるのです。
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撮影後の写真をMacの「写真」アプリに読み込んだ時点では、raw+jpegのうちjpegが表示されます。
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そのままjpegファイルを編集できます。
また、1枚または複数枚の写真を選択して、「画像」メニュ→「RAWをオリジナルとして使用」を選択すると、表示されている画像がRAWファイルに変更されます。
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その瞬間、息を呑む。
グッと色の深みが増し、色彩が豊かになる。美しい。Sigma BFのポテンシャルを感じます。
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この感覚、あれと同じ。
SIGMAのFoveonセンサーが搭載されたカメラで撮影した画像のrawファイルをSIGMA Photo Proで開いた時のあの感動。
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今でもFoveonセンサーで撮影した画像の色彩と解像感が大好き。
SIGMAさんが開発を続けているというFFF(Full Frame Foveon)センサーが熟成されて世に出される日をゆっくり心待ちにしています。
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でも、Sigma BFのrawファイルをMacで開いただけで、あの感動に近い豊かな色彩が眼前に現れる。Foveonセンサーでなくても、なぜかFoveonぽい。Sigma BF、素晴らしい。
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というわけで、shio.iconのワークフローを簡単にまとめますと、以下のようになります。
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raw+jpegで撮影
Macの「写真」アプリに読み込み
jpegで満足ならそのまま使う
自動補正機能で自動的に補正をかけてそれが気に入ればそのまま使う
高輝度部分が飛ばないように露出アンダー目で撮影した場合のように、撮影時にraw現像することを前提に撮影した写真は「RAWをオリジナルとして使用」メニュでrawファイルを前に出し、暗部を起こす
その他、rawのポテンシャルを活かしたい写真はrawファイルを前に出し、エディットする
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この記事に掲載した写真はほとんどjpegです。
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ここからの3枚、ヒマワリ、アルストロメリア、ペッパーベリーグラス、リキュウソウが生けてある花瓶の写真のみ、rawファイルをエディットしたものです
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jpegでも十分綺麗ですが、rawだともっと色彩豊か。
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特にひまわりの黄色とかグリーンの深みとか、rawならではの豊かな色彩です。
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近日中に、ここに掲載した写真のいくつかをrawからの画像でご覧に入れましょう。
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フォトウォークには、KFFのディレクターで写真家の野辺地ジョージさんも参加してくださいました。
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最新のFUJIFILM GFX100RFでの撮影。
GFX100RF | カメラ | FUJIFILM X Series & GFX - Japan
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センサーが43.8mm×32.9mmサイズで1億200万画素という驚異的な高解像度。
一般的な35mmフルサイズセンサーが35.9mm×23.9mmなので、GFX100RFの方が約1.68倍大きい。
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画素ピッチはどうなのか。
簡単な計算をしてみました。この計算で大丈夫でしょうか。もし誤っていましたらお手数ですがご教示いただければ幸いです。
table:センサーサイズ
カメラ mm mm ㎟ 画素数 画素ピッチ
GFX100RF 43.8 32.9 1441.02 102,000,000 約3.76 μm
SIGMA fp L 35.9 23.9 858.01 61,000,000 約3.76 μm
RICOH GR IV 23.3 15.5 361.15 25,740,000 約3.76 μm
RICOH GR III 23.5 15.6 366.6 24,240,000 約3.92 μm
SIGMA fp 35.9 23.9 858.01 24,600,000 約5.98 μm
Sigma BF 35.9 23.9 858.01 24,600,000 約5.98 μm
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画素ピッチはSIGMA fp Lよりほんの少し有利。
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HEIFで保存できるのが素晴らしい。
shio.iconは写真を基本的にHEIFで扱っているので、Sigma BFもHEIFで保存できるようにしていただきたい!!
(そしてflickrもHEIFに対応していただきたい!!)
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35mm版換算で28mm F4、レンズ前からの最短撮影距離20cmのレンズを搭載。
その多画素数を活かして、35mm、45mm、63mm、80mmへとクロップできるデジタルテレコンパーター搭載。
35mm(換算28mm):11,648 × 8,736ドット=1億0,175万6,928画素
45mm(換算36mm): 9,056 × 6,792ドット= 6,150万8,352画素
63mm(換算50mm): 6,448 × 4,840ドット= 3,120万8,320画素
80mm(換算63mm): 5,120 × 3,840ドット= 1,966万0,800画素
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これだけ十分に画素数があるとズームレンズは不要ですね。
レンズの焦点距離による画角変化と、デジタルテレコンパーター(デジタルクロップ)による画角変化は基本的に同じ。むしろレンズの中央部を使うので画質的には有利。
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逆に、レンズ周辺部の光量低下や収差といった「味」は得難い。また焦点距離が異なるとボケ味は異なる。
そのようなレンズの個性を望むなら個別の焦点距離を持つレンズを使うのが良い。
shio.iconは基本的に焦点距離の異なる単焦点レンズ(prime lens)を複数使って撮影します。その際、「原則レンズ」を定め、基本的にそのレンズを使う。Sigma BFではSigma 45mm F2.8 DG | Contemporaryが原則レンズです。ここに掲載した写真はすべてそのセットで撮影しています。
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6,100万画素のSIGMA fp Lを使う時は、クロップすることを前提にフレイミングすることもあります。特に、好きなのは擬似シフト。9,520 × 6,328 から端を 6,328 × 6,328 のスクエアで切り出しても4,004万画素あるので、画質十分です。
また横位置で撮影してその一部を6×7の縦位置で使う場合、9,520 × 6,328 から 5,062 × 6,328 を切り出すので、3,203万画素。余裕の画素数です。なので、SIGMA fp Lを横に構えたまま、縦位置を撮影する場合もあります。
そういえば例えばFUJIFILM GFX100RFでは横位置に構えたまま、縦長フォーマットで撮影できるのかしら。昔、フジフイルムのブローニーフィルムカメラで6×4.5を多用したので、同じようにできたらうれしいですね。
→実機を持っている人に確かめたところ、できました。「3:4」というフォーマットがあって、それが縦位置!! 素晴らしい!!
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同じことをたとえば2,400万画素のカメラですると約1,288万画素になり、ちょっと画素数が少ないですね。なのでSigma BFの場合は縦位置はちゃんと縦に構えて撮影します。
したがってクロップ前提で使える点において、多画素数のセンサーを搭載したカメラは有用だと思います。
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たくさん撮影させていただいた軽井沢ハーバリウムを後にし、フォトウォークは続きます。
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別れ際、iPhoneで自撮りしました。
掲載した写真、最後の1枚のみiPhone 16 Pro、それ以外はすべてSigma BFです。
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